しなければならない、、、
こんにちは。カウンセラーの足立です。
今日は、私たちが自分を苦しめやすい考え方の一つである「すべき思考」についてお話ししたいと思います。
すべき思考とは、自分や他人に対して「〜すべきだ」「〜しなければならない」といった厳しい期待や義務感を持つ考え方です。
このような思考のパターンは、私たちの日常生活においてよく見られますが、気付かないうちに自分自身を追い詰める原因にもなります。
例えば、「仕事では常に完璧でなければならない」と思い込んでしまうと、少しのミスでも自分を厳しく責めてしまいます。
また、「友達に対していつも優しく接するべきだ」と考えることで、時には自分の気持ちを無視してしまうこともあります。
このように、過度の期待や義務感がストレスやプレッシャーを生む原因になります。
すべき思考は、私たちに過度のプレッシャーをかけ、自分を必要以上に責める原因になります。
また、他人に対しても同様の期待を持つことで、対人関係がぎくしゃくし、互いにストレスを感じることになります。
この思考の癖は、柔軟性を欠いた考え方を助長し、ストレスや不安を増大させます。
まずは、自分がすべき思考をしていないかどうかを自覚することから始めましょう。
特に以下のようなフレーズに注意してみてください。
「〜すべきだ」
「〜しなければならない」
「〜であるべきだ」
これらのフレーズを使っているときは、自分に「本当にそうしなければならないのか?」「他に選択肢はないのか?」と問いかけてみてください。
例えば、「毎日完璧であるべきだ」と思ったときに、「本当に毎日完璧でなければならないのか?」「少しのミスも許されないのか?」と自分に聞いてみることで、現実を客観的に見ることができます。
すべき思考は、私たちの日常生活において無意識に行っている思考の癖です。
しかし、それに気付いて自分自身に問いかけることで、生きづらさを軽減することができます。
自分を苦しめる考え方から解放され、より豊かで充実した生活を送るために、すべき思考に気を付けてみてください。
今日も一日、自分自身に優しく、前向きな気持ちで過ごしましょう。