今日からできる習慣の変え方、身に付け方!まず周りの環境と人から見直しましょう!
こんにちは!
カウンセラーの鈴木です。
みなさんは、新しく身に付けたい習慣がありますか?
また良くないとわかっていてやめたいけど、なかなかやめられない習慣はありますでしょうか。
習慣とは、「ある時点で意図的につくり、やがて考えなくても毎日、なんども行うようになるもの」のことをいいます。
私たちが日々習慣的にやっていることは、おそらく最初は意識的にやっていたことだと思います。
それをなんども繰り返すうちに意識せずともできるようになって、全く別のことを考えながらでも自動的に行えるようになっていますよね。
例えば、初めて自転車を乗ろうとした時、ハンドルの握り方や腕の形、ペダルへの足の置き方、サドルへの座り方、漕ぐタイミングや姿勢、乗ってる時の視線に至るまで、一つ一つ意識しながら練習したものです。
うまく乗れないあいだ、いとも簡単に自転車を乗りこなす大人たちを見てすごいなぁなんて私も思っていました。
ですが今はなにも考えなくても自転車に乗れますし、別のことを考えながらいつの間にか目的地に着いていたなんてこともしばしば起こります。
またしばらく乗っていなくて数年ぶりに自転車に乗ることになっても乗り方は忘れていませんよね。
私たちの行動の実に40%は習慣からくるものだそうです。
この「習慣化」というプロセスは私たちを「決断疲れ」から守ってくれています。
代わりに一度習慣化すると悪いものでも自動的にやってしまいます。
そのため自分にとって良くない習慣は出来るだけ無くしたいものです。
習慣を変えたいとき、ついついやってしまいがちなのは意思の力に頼ることです。
ですがこの方法は、絶対うまくいかないわけではありませんが、効果的ではありません。
私たちの意思の力は弱いです。
「ある行動(=ルーチン)をする」という習慣は、ルーチン単独でできているのではありません。
その「きっかけ」と、ルーチンから得られる「報酬」、そして報酬から得られる「欲求充足」の4つが神経系でつながっていてひとかたまりでできています。
そのため、ルーチンだけ変えようとしても、きっかけが起こったら自動的にルーチンを始めてしまうのです。
普段帰宅してすぐリモコンで「テレビをオン」する習慣のある人が、ある日を境に帰宅後勉強しようと決意したとします。
でもその人が帰宅後にやる行動は、やはり「テレビをオン」です。
そのため勉強したい人は
・リモコンの電池を抜いておく
・テレビのコンセントを抜く
・テレビを売る、もしくは譲る
・そもそも家で勉強せずカフェに行く
など、習慣行動が発生しない環境にしてしまうことが必要です。
また習慣は先述の通り神経系でつながったかたまりなので、完全に消えることはありません。
新しい習慣が身についたから大丈夫!と思っても、リモコンに電池を戻せば元のテレビをオンする生活に逆戻りしてしまう可能性が高いです。
また私たちの習慣は、周りで一緒に時間を過ごす人からも非常に大きく影響を受けています。
毎日本を読む習慣のあった人も、全く読書週間のない人と一緒に長く時間を過ごすと、本を読まなくなることが多いです。
自分の習慣を変えたい!と思った時、習慣の引き金になっている環境を変えることや、一緒に過ごす人を変えることから始めてみましょう。
普段は大井町でカウンセリングを行なっています。
相談などございましたら、気軽にご連絡くださいね。