「選ぶことができる」ことこそが私たちに宿った最高の能力です
こんにちは!
カウンセラーの鈴木です。
先日、職場での後輩指導に関する相談を受けました。
後輩指導、部下指導に初めてあたるとき、最初はだれもが面を食らいます。
同じ物事なのに捉え方、感じ方がまるで異なることがあるからです。
自分と違う解釈をするポイントが多い人につくと、異星人なんじゃないかと思ってしまうでしょう。
逆もありますね。
先輩や上司を見て、仕事ぶりを見てすごすぎるように見えたり、逆に全然先輩っぽくない仕事ぶりにイライラしてしまったり。
「どうしてこんな人が後輩についてしまったんだろう」
「どうしてこんな人が先輩にいるんだろう」
「こんな職場に来てしまって運が悪い」
「同僚はあんなにいい環境にいるのに」
このような思いを巡らせていると、会社に行くのがつらくなってしまいますね。
こういう時は、問題と向き合う距離が近すぎるので、一度リラックスできる時間や場所を作ると冷静に向き合うことができます。
距離が近いと周りが見えなくなってしまいますが、問題から距離をとって冷静に眺めてみると、少し広い視野で捉えることができます。
休日に自然と触れ合ってみたり、音楽を聴きながら目を閉じてみたり、気の許せる友達とお茶をしてみたり。
リラックスをして改めて問題を見て、本当にその問題に直接向き合うことを『しなければならない』のか、考えてみてください。
会社を変える、異動願を出す、いっそのこと本音を本人にぶつけてみる、様々な選択肢が私たちにはあります。
冷静さを失っていると「そんなの無理!」と思ってしまいますが、冷静になるとこの世に「絶対に無理」ということは何一つないということに気づきます。
今この瞬間、どのように時間をすごしているか、どこにいるか、何をしているか、どう考えているか、どう解釈をしているか、すべて自分が選択したことですね。
そしてこれから、どのように時間をすごし、どこに行き、何をして、どう考え、どう解釈をするかも、私たち自身が選べるということです。
今すぐにあきらめることややめることも、私たちは選べます。
でしたら、まずはやめてしまう前に捉え方を変えてみてはいかがでしょうか?
「自分が正解ではないのかもしれない」
「こういう人を理解できるようになったら器が広がるな」
「これを乗り切ったら力がつくぞ」
「自分なら乗り越えられるという期待をかけてもらってるんだ」
「自分から働きかけてみよう」
選ぶことができることを知ると、自分に大いなる力が宿っていることに気づくことができます。
せっかくの大いなる力を、自分が幸せになる方向に使ってみませんか?