気持ちを健全に保つために
こんにちは、カウンセラーの葛谷です
少し前のブログでも書きましたが、記憶は曖昧だからこそ、過去をひきづらないために、どこに注意を向けるかが大事でしたよね
https://ameblo.jp/softcounseling/entry-12487424381.html
今日は別の観点から書いていきたいと思います
そもそも、人間はある瞬間を切り取ると、ひとつのことだけしか体験できないみたいなのです。
試しに、自分の体の痛みや筋肉がこったり固まっているところをかんじとってみてください
その部位に気付きの焦点を数秒間あててみてください。
おそらく、焦点をあてている間は、他の部位を感じていなかったのでしょうか。
私は肩から背中にかけて、コリがすごいのですが、
以前マーサッジを受けた時、実は肩や背中だけでなく、お尻のあたりもこっていることに気付きませんでした
肩や背中に意識が向きすぎて、お尻に意識がいってなかったんですね
自分の日常生活でもそうです。
翌日試験があって、夜遅くに勉強をしているとします。
ふと、時計を見ると、そういえば何も食べていなかったことに気付いて、お腹の空腹感を感じている。
となると、さっきまでの勉強は中断され、夜食をとり始めるかもしれません。
夜食をとり、お腹の空腹感は満たされると、今度は眠気を感じはじめるかもしれません。
そうすると、知らぬ間に空腹感はどこかにいってしまい、すこし仮眠をとるはじめるかもしれません。
ところが、少しの仮眠のつもりがぐっすり寝むりこんでしまい、目が覚めると朝になっていて、
さっきまでの眠気がふきとんで、試験に遅刻してしまうとまずいと感じて慌てて準備するかもしれません。
このように、日常生活でも、一つの出来事・感情が満たされると、それはどこかに消えてしまい、
また次の出来事や感情が浮かんでくるのが繰り返されるんですね
ただこうやって、次から次へと感覚や感情が流れていけばいいのですが、
過去の感情が満たされないで自分の中にとどまり続けてしまうと、それがいい体験であればいいのですが
悔しかったり悲しかったり苦しい体験であると、自分の中にとどまり続け、そのイヤな感情にとらわれてしまうんですね
ということは、今の目の前のことに集中できなかったり、今を楽しめなくなってしまうということですね
ガマンすることも時には大事ですが、感情をためこんでしまうとやっぱりよくないです。
感情をためこまず、うまく吐き出しながら気持ちを健やかに保っていきたいですね