ネガティブは悪くない
2020年8月13日
こんにちは、カウンセラーの佐藤です。
自分の思い込みが影響を与える事を感じる事はあるでしょうか?
幼少期の体験による影響もありますが、自分に対して普段どのような言葉をかけているでしょうか?
学生時代に先生に注意され続けた人はどうでしょうか?
いつの間にか「私は何をしてもダメだ」「私は何をしても失敗する」など無意識に刷り込んできている思考がある人もいます。
客観的にみると、何をしてもダメというのは極端な考え方である事はわかります。
できた事に目を向ける。
頭ではわかっていても不安は消えない、そう簡単にはできない。と葛藤する方もいるのではないでしょうか?
ネガティブな思考が浮かんでくると消したくなります。
そんな時に恩師によく言われていました。
スキップしながらネガティブな事を考えられるかい?と。
悲しい表情でスキップする方が難しかったです(笑)
そしてもう1つ「私は何をしてもだめだ」の後に「~というのは嘘」「~という考えを持っている」とつけてみよう。と。
ネガティブな思考を消す選択ではなく、距離を取る方法を教わりました。
それでも思考に飲み込まれそうな時は「私は何をしてもだめだ」を歌詞にしてバースデーソングを歌ってごらん?
と言われました。
歌う前よりも気持ちが軽くなり、それほど深刻に受け止めなくなりました。
思考は時に現実に起こっていない事をまるで事実かのように錯覚させるほどの影響があります。
そんな時には思考と適切な距離をとっていく事でこころが少しは楽になるかもしれません。
思考との付き合い方を一緒に考えていければと思います。