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異性間コミュニケーション③(モノタスクとマルチタスク)

こんばんは、カウンセラーの荻原です。

前回は異性間の違いは脳の違いにあるのか、というお話をさせていただきました。

今回からは異性間においてよく起こるすれ違いのパターンをお話していきます。

今日のテーマは「モノタスクとマルチタスク」について。

モノタスクとはひとつのことに集中して作業を行うこと、マルチタスクとは複数の作業を同時にもしくは短期間に平行して切り替えながら行うことをいいます。

これはご自身の家庭に置き換えてみてみるとわかりやすいかと思いますが、お母さんはいつも洗濯しながら洗物と部屋の掃除を同時に行い、かと思えばドラマも見つつというマルチタスクプレイヤーだったことを思い出すのではないでしょうか。

私の母親は、自分の背中側にテレビがあるにも関わらず、目の前にある食器棚のガラス戸に映っているテレビを見ながら掃除をしていたほど器用でした。

逆にお父さんは机に向かって仕事をしているか、ボーっとテレビを見ているか、車を洗うか、、ひとつのことに集中しているモノタスクプレイヤーでしたよね。

私も家で本を読んでいるときは、何を聞かれても上の空。集中してしまっているのだからしょうがないですよね。

けど女性は化粧を直しながらご飯を食べ、今日あった出来事をあまり余さずお話することができます。

このマルチタスクやモノタスクが脳の構造の違いから来るとよく言われますが、それはいったんおいといて、ここで異性間におけるミスコミュニケーションがおきてくるので、よく喧嘩になります。

女性「今日はこんなことあんなことがあって。。。。」

男性「へぇ~(漫画を一生懸命読んでいる)」

女性「ねぇちょっと聞いてる??」

男性「聞いてるよ!」

女性「じゃあさっきなんの話してたか言ってみてよ!」

男性「え~、あ~っと(あ~早く漫画の続き読みてぇ~)」

女性「もういい!」

なんてことは日常茶飯事??かもしれませんね笑

女性の方にお伝えしたいのは、男性は女性の皆さんと同じようにほかの作業をしながらうまくコミュニケーションをとることができません。

これは古来から狩猟型で獲物を獲って生活してきた男性と、農耕型で手を動かしながら周りと密なコミュニケーションをとってきた女性との違いかもしれませんが、それだけ長い歴史の中で培われてきたそれぞれの個性ということで、一定理解を示してあげるのが大事です。

今は漫画を読んでいるから読み終わったら話をしてみよう、などタイミングを見ながら相手を思いやることはできると思います。

逆に男性にお伝えしたいのは、女性からのお話を適当に聞くのはやめたほうがいいです。すぐばれます。

器の大きい男性であれば、今やっていることが緊急性のあるものであれば一言断りを入れれば済む話ですし、特段急ぎでないことであれば、手を止めて、女性の話をしっかり聞いてあげることが大事です。結局ひとつのことしかできないのですから、話かけられたらもう相手のターンだ、とある意味その時間はゆだねてしまうくらいがいいと思います。

そうやって二人の時間を意識して作るだけで新しい発見があったり、お互いのことをよく知るチャンスになると捕らえれば、モノタスクとマルチタスクにおけるすれ違いは若干減るのではないでしょうか。

お互いの気持ちをぶつけ合う前に、「今」と言う二人だけの時間を大切にするいいきっかけにしてみてください