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異性間コミュニケーション⑥(競争と共感)

こんばんは、カウンセラーの荻原です。

 

異性間コミュニケーションについて今まで書いてきておりますが、今回は競争したがる男性と、共感を求める女性の違いについて書いていきたいと思います。

 

狩猟時代、我々の先祖は狩りをして生活していました。

 

男性は狩りに出かけて命がけで食料をとってきて、片や女性は家でできる仕事や木の実を拾ってそれぞれのやり方で家族の生計を立てていました。

 

男性が人狩り行こうぜ!といって戻ってきたら一番初めに何をすると思いますか?

 

多分俺の獲物が一番でかいぜ!!なんて自慢大会が始まるのではないでしょか。

 

男性は己の成果をどうしても人と比べたがるし、優位に立ちたいと思っています。

 

 

また、縦社会の傾向も強いといえますよね。

 

一番強い人がチームを引っ張っていく、そしてそのリーダーシップの指揮系統の元に獲物を狩っていくのです。

 

強いというだけで、男性の中では尊敬に値するものだったでしょうし、それは今でも変わらないと思います。

 

 

逆に女性は男性が狩りに行っている間に、横のつながりを大事にして女性間での結束を強めていました。

 

 

一緒に生み出した結果であればだれが一番木の実を取ろうと関係ないのです。

 

 

それよりも協働しあわなければ厳しい自然の中で自分たちのコミュニティを守るということは難しかったのでしょう。

 

 

男性社会では縦とのつながり、女性社会では横へのつながりを強めてきたので、違いが生まれるのも当然ですよね。

 

 

男性は女性に対して自分のほうが優位に立っていたいとか、弱さを見せたくないとか、大事な選択を自分一人で決めてしまう傾向があります。

 

 

逆に女性は平等でいたいとか、なんでも共有してほしいとか、大事な選択は一緒に決めたいと考えます。

 

 

全然違いますよね、そりゃトラブルも多いです笑。

 

 

ただ近年の男女ではその傾向が逆なってきています。

 

 

優しい男性と、自立した強い女性が増えてきているのです。

 

 

現代社会において男女の違いも変化しつつありますが、私はこの男性特有の勝負強さや女性特有の愛情深さは大切だと思います。

 

 

対立を避けて自分の意見を言えずにただ優しい男性にとどまってしまったり、強くありたいと思うがゆえに強がって凝り固まってしまう女性になってしまっては、それぞれ男性女性に授けられた強みを失ってしまいます。

 

 

男性としての強み、女性としての強みを理解して、使いこなせているかです。

 

 

 

男性も女性もそれぞれに男性性と女性性をしっかり持っているのです。

 

 

どの場面では男らしくいたら頼りあいがあるんだろう、またどの場面では女性らしくいたら場が和むのだろう、その時その時の適切な状況を見ながら使い分けていければ、男女の関係でも、それ以外でも素晴らしい人間関係をつくられるのではないでしょうか。