価値を観て、観方を変える。
2020年3月13日
こんにちは
カウンセラーの足立です。
物事の捉え方や、モノの見方、価値観で人生が変わるということをよく聞きます。
たしかに、そうだなと思う部分もあれば、理解しきれない部分があります。
わかるようで、わからないような感覚があるのは、
これが正しいという正解がないからかもしれません。
こんなたとえ話を聞きました。
暴力がひどく、お酒に溺れて、仕事も続かない反面教師のような父親を持つ、2人の息子がおりました。
息子2人は成長し、大人になりました。
一人の息子は、父親同様に、妻や子供たちに強く当たり、お酒に溺れがちで、周りからも煙たがられる人間になりました。
もう一方の息子は、父親とは正反対に、妻や子供たちを大切にし、お酒を自制して、周りから信頼される人間になりました。
2人の息子に、「どうしてそうのように成長したのですか?」と質問をすると、
2人から、まったく同じ返答が返ってきました。
「当り前じゃないですか、あんな父親の元で育ったんですから」
幼少期の頃の体験はとても大切です。
ですが、当時の状況や環境がすべて原因ではありません。
その時、自分でその状況をどのように捉え、解釈し、自分を導いていくかが重要になります。
(まわりのサポートがあれば尚良いのですが、、、)
過去のトラウマや、自分で思っている自身の性格も、ふたをせずに向き合って、解釈を変える努力したとしたら、
少し心が軽くなって、本当に今後の人生を穏やかにできるかもしれません。
だとしたら”価値観が変われば人生が変わる”という価値観を得られるかもしれません。
クライエントの価値観をコントロールすることはできませんが、
少しでも心が軽くなるようなカウンセリングをしていければと思います。