心の癖を知る
こんにちは、カウンセラーの佐藤です。
今日は長年悩んでいた外反母趾の治療をしてきました。
これからテーピング生活が始まりますが、痛みや歩くことへのストレス、全身のこりが軽減されると思うと心が晴れ晴れとしました。
長年、と書きましたが、治療院に行こうかどうか3年ほどずっと迷っていた時期がありました。
どんなに足が痛くなってもネットで調べるだけで行動するまでに至っていなかったのです。
皆さんは決断力をつけたいと思ったことはあるでしょうか?
決断力に関して以前の私は決断のスピードが早い事が決断力と思っていました。
たくさんの方とお話しする中で、今では決断力の概念が変わってきました。
決断力とは、様々な状況下で目的を達成するために正しい判断ができる力の事だと思っています。
決断力、行動力をつけたいと相談される方も多くいらっしゃいます。
私が行動できなかった理由には、情報過多と他者依存にありました。
たくさんの情報に触れすぎて決断できない。当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。
私は、情報過多に陥った場合に選択肢を2つまでにしぼるという条件を課しています。
選択肢をAとBにしぼったらAをやることで得られることは何か?反対に何を得られないのか?とAとBについて整理していき最終決定をしていきます。
情報過多と思っていた思考が整理され、物事をシンプルに捉えていくことができるようになりました。
つい、気分感情で慌てて判断したり、思考を複雑化させやすい自分にとっては上記の方法で意思決定のストレスが格段に減りました。
しかし、私にとっては上記の情報過多は表面上の理由でした。
決断力をつけるための根本の課題は他者依存にありました。
自分で意思決定を行うことは、自分の選択に責任を持つということになります。
未経験なものに挑戦する際、他者の意見、やり遂げた人のアドバイスを聞くのはもちろん大事です。
私にとっては誰かが言ってくれたら行動できるのに、誰かがお勧めしてくれた所になら行けるのにと他人任せにして決断を先送りにし、自分でやってみる事を恐れていました。
新しい事にチャレンジする時は自分のメンタルの癖が色濃く出るなと思います。
私も今この記事を書きながら振り返っていますが、感情が揺れた時、モヤモヤした時、悩んでいる時ほど思考を整理したり、自分を客観視する機会をつくっていく事をおすすめします。
私達の日常は、朝起きる時間、ご飯を食べる食べない、誰と話す話さない等、小さな決断を重ねて今があると思います。
何気ない選択や未経験へのチャレンジで自分を客観視しながら課題や感情、癖を知り、自己理解を深めるきっかけになればと思います。