CT_2:言葉以外の93%
こんにちは
カウンセラーの足立です。
「メラビアンの法則」をご存じですか?
営業や接客業をされている方は研修などで聞いたことがあるかもしれません。
メラビアンの法則とは、
話し手が聞き手に与える影響は、「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから構成され、
それぞれの情報の影響力は以下の割合であるというものです。
「言語情報(Verbal)」・・・7%
「聴覚情報(Vocal)」・・・38%
「視覚情報(Visual)」・・・55%
※頭文字をとって3つのVなどとも呼ばれています。
言語情報とは、文字や字面などから伝わる情報です。
聴覚情報とは、声や、声の抑揚など、耳から伝わってくる情報です。
視覚情報とは、目で見ているもの、映像から伝わる情報です。
簡単に言いますと、
ありがとうと相手に伝えたい時に、
「ありがとう」とLineで送る・・・言語情報のみの7%
電話で「ありがとう」と伝える・・・言語情報と聴覚情報の7+38=45%
対面で「ありがとう」と伝える・・・言語情報と資格情報と聴覚情報の7+38+45=100%
になります。
ついつい言葉遣いや単語などに気を取られてしまいがちですが、
それ以上に、あなたの声のトーンや、表情や身振り手振りの方が相手に与えている影響は大きいものなのです。
プロポーズも、メールよりも、電話よりも、会って伝えたほうが気持ちが伝わりますよね。
7%の言語情報を除いたとしても、聴覚情報と視覚情報で93%もあります。
言葉が無くても伝えられることや受け取れるものは多くあります。
まだ言葉がわからない「うー、あー」としか声が出せない赤ちゃんでも、
みているだけで癒されたり元気をもらったり、心が穏やかになるのは。
楽しい、嬉しい、幸せ、安心などという気持ちが、93%伝わってきているからかもしれません。
ですので、コミュニケーションテクニックとしては、
少し自分の表情や声や身振り手振り、姿勢を意識して振舞ってみることです。
ぎこちなくても構いません、93%を意識して、伝えることにチャンレジしていきましょう。