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置き去りのこころ

こんにちは、カウンセラーの佐藤です。

 

知人から

相手の間違いを指摘できない!

 

そんな悩みを聞いて、私も同じ悩みを以前抱えていたので体験した事を書いていこうと思います。

 

以前の私は、後輩に間違いを指摘する時、回りくどく、遠回しに話していました。

 

短い時間で伝えたい事を伝えるための電話だったのが、一つの内容に膨大な時間をかけてしまっていました。

 

人に指摘をする際はエネルギーがいりますが、

心理学を学んでいくうちに私が人に対して回りくどくなってしまうのには「恐れ」があることに気づきました。

 

自分の指摘が相手に否定されるのではないか?

自分の気持ちは相手に理解されるのか?

 

そんなことを思いながら話していると、意識は相手に向いていきます。

 

相手の反応ばかりが気になり、相手に合わせた会話をするようになっていきました。

 

こうして相手に意識を向ければ向けるほど、自分の心は置き去りになっていきました。

 

相手の顔色をうかがうコミュニケーションをすることで次第に自分が何を考えていたのか、どんな気持ちなのか、本当に伝えたかった事は何だったのかに気づく機会が減っていきます。

 

目的がいつのまにか相手に合わせて話す事になっていました。

 

カウンセリングを通して私は、自分が抑圧していた感情や思考に気づく機会をたくさんつくることができました。

 

本当は何を伝えたかったのか?という自分の感情(目的)の大切さに気付くことができました。

 

ご自身を大切にするための時間をカウンセリングで少しでもお役に立てればと思います。